
2009年06月28日
2009年6月28日 活動報告
平成21年度セカンドハンド総会、懇親会に参加してきました!
総会の中では平成20年度活動報告と平成21年度活動内容についての発表及び審議がありました。
またカンボジアでの救急医療システム構築ために派遣された看護師の方の帰国報告会も開催されました。
この中でカンボジアの現状を目の当たりにしました。
カンボジアは税制度もしっかりとしたものが確立されておらず予算がない為、公立病院の先生は80ドル程度と低賃金で仕事をしています。看護師も同様で給料が少ないために看護師をしながら副業を持たないと生活ができないそうです。
救急システムは民間救急車と公立救急車があります。民間救急車はお金のない方は運ばずお金のある方だけを運ぶそうです。また公立救急車は無料で貧困の認定書を持った人は治療も無料で受けれるそうですが公立病院でも貧困者を運んでくるとあまり良くない顔をする病院も少なくないそうです。
それもあってか路上生活をしている方が倒れていても救急車を呼ばずに血を流したままなくなるケースもあるそうです。
また救急システムの運用状況も劣悪で救急車が出動しているのに酸素ボンベの酸素が空っぽのままだったり、血圧計が壊れていたり、体温を測っていないのに体温を記入しったりとまともな救急の状態になかったそうです。
派遣された看護師の方はこのような現状を現地に行って改善の指導をしてきたそうです。
私たち日本人は倒れたら救急車は来てくれるし病院で治療もしてくれます。それが当たり前になっているのですが世界ではそれが当たり前になっていない国もたくさんあると言うことを忘れてはなりません。
同じ人間として同じ地球に生まれてきたのに生まれた場所が違うだけで何故こんなにも違うのだろうか?
心が痛むのは私たちだけでしょうか?
スリーピースは今後も世界で苦しんでいる人たちの少しでも役に立てるよう活動をしてく所存でございます。
感銘を受けた言葉
「弱き人こそ薄情である。優しさは強き人にしか期待できない」
レオ・ロスキン